【ママの笑顔でハッピー子育て】
人一倍敏感な子(HSC)を理解しましょう

HSC(Highly Sensitive Ch ild )とは、
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が発表された概念です。
生まれつきとても敏感な感覚、感受性をもって生まれた子どものことをいいます。

「ちょっとしたことですぐに泣く子」
「ちょっと育てにくい子」
「難しい子」
「感受性が強い子」
「わがままな子」
に見えるお子さんは、もしかしたらHSC(人一倍敏感な子)かもしれません。

アーロン博士の「The Highly Sensitive Person」という本は1996年にアメリカで出版され、日本でも2008年に『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(冨田香里訳講談社)というタイトルで刊行されています。

その中でHSPの子ども版をHSCと呼びました。

2015年に「ひといちばい敏感な子」(明橋大二訳 一万年堂出版)として出版され、日本でもここ最近HSCという単語が聞かれるようになりました。しかし、養育者や学校の先生の中には、この概念のことを知らない方もいらっしゃるので、今回はHSCについて理解していただきたいと思います。

HSCは、世界中で人種や民族に関係なく5人に1人の割合でいます。
ということは、1クラス30人学級としますと1クラスに4〜5人は「人一倍敏感な子」が存在することになります。
そして、HSCという概念は「病気でもなく、障がいでもない、単に生まれ持った気質だ」というのです。気質とは、背の高い子や歌の上手な子、手先が器用な子というようなことです。

背の高い子が背が低くなれない、歌の上手な子が歌が下手になれない、というように、感覚が敏感という気質を持った子に感覚を敏感にするなというのは無理なことだということです。

HSCについて勉強してみると、私も該当することがわかりました。
例えば、
①すぐにびっくりする
②服の生地がチクチクする
③いつもと違う臭いに気づく
④直観力に優れている
⑤大きな変化にうまく対応できない
などの感覚(嗅覚・聴覚・味覚・視覚・触感覚)が過敏、空気を読みすぎる(第六感)などです。

今回は、文字数の関係で詳しくお話しできませんが、対処法としては2つ
①子どものペースを尊重する
②子どものことを信じる

せっかく子どもが発言や発信しても、養育者や先生から「自分のことを信じてもらえない、自分のことを尊重してもらえない」ことは子どもにとってこの上なく悲しいことです。
「自分はおかしいのかな」と思い、自己肯定感が低くなります。
発言や感覚を否定しないで寄り添ってあげてほしいです。

そして、不登校のお子さんで
①先生の叱り声で、辛くなって委縮して学校にいけない
②給食の味や匂いに敏感で、それがネックになって学校にいけない
こういうお子さんもHSCかもしれません。みんなと一緒、協調性というのも大切ですが、多様性も認めましょう。

養育者や先生が味方になってくれていると思うと、安心しますので、まずはHSCのお子さんを理解してほしいと思います。

HSCチェックリスト

株式会社コーチングプラス代表 石谷二美枝さん

子育てコーチとして2004年に独立。メンタルトレーナー。
「良いお母さんより幸せなママに」というテーマで幼稚園、小中高校、自治体、行政など、子どもから大人まで幅広く研修、講演を行っている。

コーチングプラス

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