【発達障害を知る vol.6】 会話のときのポイント

Vol.5で「得意なことにも目を向ける」と 「ほめることを忘れない」といった
発達障害を抱えている、またはその可能性があるお子さんと 関わる上での大切なことをお話しました。
今回は、会話をするときのポイントを 具体例と共にお伝えします。

【話し方の工夫】

◉視覚から与える情報も大切です。
表情を豊かに話してみてください。 特に優しい表情や笑顔で接すると、 お子さんが安心して話を聞くことができます。
◉リアクションもオーバーにすると、こちらの気持ちがより伝わり やすくなります。
◉言葉の表現も簡単なものを選び、ゆっくり丁寧に話すことを心がけてみてください

【伝え方の工夫】

◉「あれ」「あそこ」などの指示語はなるべく使わないようにしてみましょう。
× これをあそこのかごに入れてね。
○ このりんごをテーブルの上に置いてあるかごに入れてね。

◉曖昧な表現はなるべく使わないようにしてみましょう。
× 今日、幼稚園で友達と何したの?
○ 今日、幼稚園で友達と砂場で遊んだ?
「うん!」
砂場で山をつくった?
「つくってないよ。おだんごをつくったよ。」

◉質問をして答えに困っていたら、選択肢を選んでもらう聞き方をしてみましょう。
× 動物園で一番何が良かった?
○ 動物園で見た「ぞう」「きりん」「さる」のうち、何が良かった?
※必要に応じて「いくつ選んでも良いよ」と加えて伝えてください。

◉肯定的な表現をしてみましょう。
× 人が話をしている時に、自分の話をするのは良くないよ。
○ 人が話をするのが終わったら、自分の話をするようにしようね。

◉「はい」という言葉に注意をしましょう。
「はい」は返事であって「大丈夫」や「わかった」ではないことがあります。
× そろそろテレビ見るのやめようね。「はい」
 ↑ 実は言われたことへの返事の場合も
○ アラームが鳴ったらテレビを見るのをやめようね。「はい」

【大切なこと】

 これらの会話のときのポイントは、どのお子さんにも効果がある訳ではありません。
 お子さんと会話をする中で試しながら、お子さんにあった方法を見つけるためのガイドにしていただけたらと思っています。
 発達障害は関わり方によって特性が表にどう出るか変化します。周囲がお子さんの特性を理解して接することが、生きやすさに大きく繋がります。

【発達障害を知る vol.1】 
発達障害って、どんなもの?

【発達障害を知る vol.2】
「障害」を見るのではなく「個(子)」を見よう

【発達障害を知る vol.3】 
早期の発達支援(療育)が大切

【発達障害を知る vol.4】
疑いを感じたら

【発達障害を知る vol.5】
お子さんとの接し方


杉本 梢

障害を正しく知る機会を提供するルールリマ ブランチ主宰。
個人向け、企業/団体向けに講演等を行っています。
■ご提供内容■
・ご家族やママ友とカフェで障害を知る教室
・幼稚園や学校などで障害に関する講師業
・障害全般に関するご相談
※その他、企業や団体向けの講師業も承っています
【お問い合わせ先】
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