【発達障害を知る vol.5】 お子さんとの接し方

障害を抱えている、またはその可能性がある子どもには、家庭の関わり方がとても影響します。
今回は、お子さんと関わる時の支えとなる考え方をお伝えします。

はじめの一歩

 発達は環境や周囲の人との関わによって促されます。特に、就学前は家族との関わりが重要です。
 障害をもっていてももっていなくても、発達のスピードや程度は人それぞれです。発達の遅れや偏り、凸凹が生活に困難さを与えるのであれば障害と診断されます。
 周囲のお子さんとわが子の発達の様子を比べ、不安を抱えてしまう親御さんが多いのも事実です。まずは、発達がゆるやかであることも特性の一つとして捉えて接することが第一歩になります。
 では、障害を抱えている、またはその可能性があるお子さんと、どのように家庭で関わっていったら良いのでしょうか。

得意なことにも目を向ける

 「何度も繰り返し伝えているのに、いつになっても○○ができるようにならない。」
 「同じくらいの年齢の子どもは、この年齢では○○はしないのに。○○ができるのに。」
と、お子さんを思う心配な気持ちから、どうしてもできないことや不得意なことに注目しがちになってしまいます。しかし、これらは定型発達と比べる親の視点から生まれるものでもあります。
 お子さんにはお子さんの発達のペースがあります。また、発達には段階があり、段階を飛び越えていくものではなく経ていくものです。段階を飛ばして発達を促そうとすると、本人にとって苦しい状況を作り出してしまうことにつながるケースも考えられます。
 そこで、苦手なことやできないことではなく、得意なことや好きなことが何か考えてみてください。きっと、わが子の素敵な部分が思い起こされることでしょう。それらもすべて、お子さんの発達の賜物なのです。

ほめることを忘れない

発達障害をもっていると、怒られたり注意されたりすることが自然と増えてしまいます。誰しも怒られてばかりいると自信を無くします。それは小さな子どもも同様です。また、本人なりの理由や考えをもって行動した結果でもあるので、それらを認めてもらえないといった経験が心に残ります。この状態が続くと自己肯定感が育ちにくくなります。
 発達障害をもっている成人の方にお話を聞くと、「親に自分の障害を理解してもらえなかったり認めてもらえなかったりしたことが一番悲しく辛かった」といった声を多く耳にします。
 前述でもお伝えしたように、お子さんの得意なことやできるようになったことに目を向け、ほめることを心掛けてみてください。幼少期に一番認めてもらいたい存在は親です。

【発達障害を知る vol.1】 
発達障害って、どんなもの?

【発達障害を知る vol.2】
「障害」を見るのではなく「個(子)」を見よう

【発達障害を知る vol.3】 
早期の発達支援(療育)が大切

【発達障害を知る vol.4】
疑いを感じたら


杉本 梢

障害を正しく知る機会を提供するルールリマ ブランチ主宰。
個人向け、企業/団体向けに講演等を行っています。
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