絵本の読み聞かせ【1日10分のおやこ時間vol.3】

家事や仕事に追われる毎日。なかなか子どもと向き合う時間が取れず、悩みや葛藤を抱えているママ・パパも多いのでは?そこで、短い時間で親子でふれあいながら子どもの感性を豊かに育む3つのメソッドを、3回にわたってご紹介します。

第3回のテーマは、感情を素直に表現する力が育まれ、生きる力につながると言われている絵本の読み聞かせについて、絵本講師のおおさわ じゅんこさんに伺いました。ぜひ、パパもやってみてくださいね!

親子で紡ぐ「心のアルバム」

 絵本は「絵」と「言葉」で成り立っています。字の読めない子どもは絵を
見て、ママが語りかける言葉を聞いて、頭の中で想像を膨らませます。

 読み聞かせをしてもらっている子どもの脳は、「うれしい」「悲しい」と
いった感情を司る部分が活発に働いています。感情を素直に表現する力が育まれ、ひいては生きる力につながるのです。

 読み聞かせには語彙力や集中力を養う効果もありますが、学習効果を目的にしてしまうと、ママにとっても子どもにとっても読み聞かせが辛いものになってしまいます。

 読み聞かせの一番の魅力は、短い時間で親子が同じ世界観や気持ちを共有できること。「心のアルバム」を積み重ねていくことによって、親子の絆が育まれるのです。

どんな絵本を選んだらいい?

 「良い絵本を選んであげたい」と思うのが親心だが、難しく考えずママやパパが好きな絵本を選んで。自分が気に入った本であれば、楽しく読み聞かせができ、それが子どもにも伝わるはず。

 絵本選びに迷ったときは、初版から20年を超えている本を選ぶのも一つの方法。版を重ねている絵本は、それだけ多くの人に支持されてきたということ。耳心地が良い言葉で書かれている本、絵を見ただけでストーリーが描ける本もオススメ。

絵本を読むときの姿勢は?

 子どもを膝の上に乗せた「ひざ読」がおすすめ。

 横に座ったり、寝転がったりするときも、肩や腕が触れ合う距離で。お互いの体温や息遣いを感じながら読むことで一体感が生まれ、親子の絆もぐっと深まる。

年齢別 読み聞かせのコツ

0~2歳

言葉の意味は分からなくても、愛情を持って語りかけることで、子どもは安心感や幸福感を覚える。最初は分かりやすい反応がなくても、徐々に笑うようになっ
たり、自分でページをめくったりするように。その子どものちょっとした変化を楽しんで。

3~4歳

言葉の理解が進み、短いストーリーも楽しめるようになる。読んでいる途中にページをめくることもあるが、ページをいったりきたりできるのも絵本の魅力。興
味のあるページをじっくり見せてあげよう。

5~6歳

自分で字が読める子も出てくるが、「字が読める」ことと「本が読める」ことは異なる。自分で読むと字を追うことに集中してしまい、絵を見て想像力を膨らませることができなくなってしまう。9歳くらいまでは、パパ・ママの声で読んであげよう。

* * *

親子の絆が育まれる絵本の読み聞かせ。ぜひ、ママもパパもやってみてくださいね。

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※この記事は、『まま・ここっと札幌版vol.2 2019年秋号』掲載「1日10分のおやこ時間」をWEB用に編集・転載したものです。

おおさわ じゅんこさん

NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師。
小学生双子姉妹のママ。
子育てを通して絵本の魅力にはまり、自宅の保有絵本は約1,000冊にも及ぶ。

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