子育てという経験を積んだからこそ、仕事や活動に出会い、日々奮闘するママを紹介する「ママプロジェクト」。今回は、歩きはじめたばかりの1歳の息子をおんぶしながらダンスを教えている、HOODSTA DANCE STUDIO(フッドスタ! ダンススタジオ)主宰の西谷 舞さんにお話を伺いました。
※この記事内の情報は、2019年6月10日現在のものです。
踊ることが、何よりも大好き!
5歳からバレエをはじめ、踊ることが何よりも大好きだった舞さん。高校を卒業してすぐに、ニューヨークへダンス留学に旅立ちます。
「世界の頂点で活躍している方々のダンスを目の当たりにし、毎日が刺激的でした。本場のエンターテインメントは、私の人生に大きな影響を与えました」
舞さんにとって、ニューヨークは心のふるさと。「早く愛息子を連れて、遊びに行きたい」と目をキラキラさせながら話してくれました。
札幌市手稲区にある住宅街の中でダンススタジオを始めたのは、2011年のこと。公私ともにパートナーである夫と二人で運営しています。
一生懸命がんばる子どもたちを、時に厳しく、愛情を込めて指導している舞さん。子どもたちの日々の成長に、幸せを感じているそう。
「“ダンスの先生”は仕事だけど、何よりも踊ることが大好きなんです」と、舞さんのダンスへの純粋な気持ちがあるからこそ、踊る楽しさを伝えられているのかもしれません。
ダンスレッスン以外の時間も、振り付けを考えたり、曲探しをしたり、一日の大半はダンスのことを考えています。「いつまでも踊れるように鍛えておきたい」と週に1回はバレエレッスンにも通っているそう。
生涯現役で踊るために、自分自身の成長にも余念がない、真っ直ぐな思いが伝わってきます。
子育てと両立できたのは、周りのおかげ
舞さんは、出産して1週間で仕事復帰をしたそう。それができたのは、近くにいる夫のお母さんや遠方から駆けつけてくれる実母、時には生徒のお母さんなど、子育てに協力してくれるサポーターに支えられたから。
「今では、おんぶしながらレッスンすることもありますよ」とほほ笑む舞さん。
小さいころからの夢だった「ダンスの先生」を、ライフスタイルが変化しても一筋に貫く凛としたまなざしと、子どもをあやしながら踊る優しい表情が印象的でした。