【発達障害を知る】vol.3 早期の発達支援(療育)が大切

「障害」って、何でしょうか。
発達障害やその他の障害に対しても「障害」と付いているのに、漠然と
捉えがちですよね。
今回は私の経験から、早期に発見する事の大切さをお伝えします。

就学前に発達障害を発見する

  発達障害は、なるべく早い時期に発見することが大切だと言われています。乳幼児期は、コミュニケーションや社会性、認知能力等、生きるために必要な力を形成する時期です。

 早期から適切な支援を受けることができれば、就学後の生活面や学習面における不自由さを和らげることができます。そのため、3歳から5歳前後に発見し、
支援を受けるのがベストだと言われています。

発見の機会

 法で定められている1歳6カ月児健診と3歳6カ月児健診が、早期発見の場として挙げられます。しかし、発達障害は早期であればあるほど確実な診断が難しく、可能性はあるが断定できない場合が多いのも事実です。

 健診で確定診断されなかった場合でも、その後、発見されることもあります。これらのことを踏まえ、継続的な観察が必要です。

 幼稚園や保育所でも発見されることが多いです。なぜなら、発達障害の特性は、個人や集団、教育、社会の要因によって表れるからです。周囲との関わりにおいて、特性が表れたり目立ったりします。

早期支援に踏み出す勇気を

 我が子に発達障害の可能性を感じていたり、健診で疑いがあると言われたりして悩んでいるママから、このような声をよく耳にします。

「うちの子は小さいからまだ大丈夫」
「学校に行って困ったらその時は支援を受けたいと思っている」
特に、就学前や小学校低学年のママたちは、こういった気持ちから支援に踏み出すのを先延ばしにしているケースも少なくありません。

 発達障害は先天性で、脳の機能障害です。進行性ではないものの、発達がゆるやかなので適切な働きかけが必要不可欠です。

私の経験談

 私の視覚障害が発覚したのは生後8カ月の頃でした。具体的な支援を受けることになったのは小学校3年生でした。

 すでに、見えにくいことで学習面や生活面で困難の連続。学力もすっかり低下していました。
特に母は、このまま障害をもたない子どもたちと一緒に育ってほしいと思っていたようですが、父が「俺たちの人生ではなく、この子の人生なんだ」と言って支援をしっかり受けるための環境を整えてくれました。

 適切な支援を早期から受けることで学力を取り戻し、学校の教員になる夢を実現することができました。自身のことを振り返ると、両親に心から感謝しています

【発達障害を知る vol.1】 
発達障害って、どんなもの?

【発達障害を知る vol.2】
「障害」を見るのではなく「個(子)」を見よう

杉本 梢

障害を正しく知ってもらうための活動を行う「Lululima branch(ルールリマ ブランチ)」を主宰。個人、家族、ママ友向けに障害(発達障害も)を知るセミナーを開催したり、幼稚園や学校向けに講演などを行なっています。元特別支援学校教員。発達障害コミュニケーション指導者。

Lululima branch(ルールリマ ブランチ)

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